2016年11月22日

65巻2号の注目論文は浅井さんの日本鳥類目録の検証についての総説

2016年11月22日
和文誌編集委員長 植田 睦之


日本鳥学会誌65巻2号の注目論文は浅井さんの総説論文になりました。

日本鳥学会誌 65巻2号 注目論文
浅井芝樹・岩見恭子・斉藤安行・亀谷辰朗 (2016) スズメ目15科を対象とした日本鳥類目録改訂第7版の学名と分類の検証. 日本鳥学会誌 65: 105-128.

この論文は,2012年に改訂された日本鳥類目録で採用された学名と分類の一部について,IOCの世界鳥類リストとの相違点に注目し,最近の分子系統学の観点から検証したものです。目録において,なぜこの鳥は変わっていて,なぜこの鳥は変わっていないのかという,目録を見た人の多くが感じる疑問に答えるものであり,また多くの学術的知見が盛り込まれているため,注目論文として選定しました。

以下のURLより,どなたでも読むことができます。
http://doi.org/10.3838/jjo.65.105

doc02205020161109144126_001.jpg
posted by 日本鳥学会 at 19:03| Comment(0) | 和文誌

2016年05月30日

最初のEditor's Choice「注目論文」は江口さんのカササギのモノグラフに決まりました

2016年5月30日
日本鳥学会誌編集委員長 植田睦之


今号より各号原則1編の注目論文を和文誌編集委員会の協議で選出することになりました。学会誌の論文は,発行から1年間のあいだ,非会員の人は読むことができませんが,注目論文は制限期間なしに読むことができます。

この制度は,投稿者の励みになることでの学会誌への投稿の増加と注目論文をすぐ読めるようにすることでの会員の増加を狙って実施しています。 

記念すべき最初の注目論文は,江口さんのカササギのモノグラフです。 
doc01869920160528094808_001.jpg

日本鳥学会誌 65巻1号 注目論文
江口和洋 (2016) カササギ. 日本鳥学会誌 65: 5-30.

この論文は,江口さん自身の長期にわたる研究の成果に加え,古文書や各種調査報告書をあわせてまとめることで,九州北部のカササギの分布の変遷とその原因についてまとめた総説です。電柱を営巣場所として利用するという行動の獲得と,人間の開発による土地利用の変化が,それまで局所的にしか分布していなかったカササギの分布拡大や個体数の変動につながったのではないかというこの研究は生態学的に興味深いだけでなく,近年分布を広げて特定外来生物にも指定されているソウシチョウやガビチョウなどの外来種の分布拡大のメカニズムの解明などの応用面でも重要と考え,注目論文として選定しました。

以下のURLより,どなたでも読むことができます。
http://doi.org/10.3838/jjo.65.5
posted by 日本鳥学会 at 12:18| Comment(0) | 和文誌